ここではガンプラの作り方・基本的な手順を、初心者さんでも分かりやすいように順を追って説明していきます。
それぞれの作業工程ではさらに色々な方法があるので、より具体的で詳しい作り方は各まとめ記事をご覧ください。
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ガンプラ作りの手順
基本的なガンプラの作り方は
ガンプラ作りの手順
- 組み立て
- 改造・ディティールアップ
- 塗装
- ウェザリング
の順番で進めていきます。
組み立てと同時に改造・ディティールアップをし、塗装で着色したりコーティングをしたりします。
ウェザリング(汚し塗装)をしたい場合は基本の塗装が終わってから追加で作業します。
ガンプラの作り方
ここからは基本的な手順に沿ってガンプラの作り方を解説していきますね。
組み立て
まずは組み立て工程、ランナーからパーツを切り離してガンプラを形にしていきます。
素組み・パチ組み
説明書通りに組み立てていく作業を素組みといいます。
接着剤を使わずにパチパチ組み立てられる事から、ガンプラ界隈だけの言葉としてパチ組みとも表現されます。
初心者は素組みして付属のシールを貼って満足し、この段階で完成とする場合もありますね。
仮組み
中・上級者になると後で分解する事を前提とした仮組みという行為になります。
次の工程に備えてこの段階でゲート跡を処理したり、パーツの合わせ目を消したりしておきます。
後で分解しやすいよう、ガンプラを作る際にダボ・ダボ穴を処理したりもします。

ディティールアップ・改造
ガンプラ作りでは組み立てと並行してディティールアップと改造を同時に進めます。
中・上級者はここでガッツリ時間と手間暇をかけて工作し、次の塗装に備えます。
ガンプラを初めて作る初心者はここを飛ばして次の塗装に進んだほうがいいでしょう。
数体作って余裕が出てきたら簡単に取り組める方法から試してみるといいと思います。
ディティールアップ
「ディティール」とは「細部・詳細」を意味し、ディティールアップは見える情報量を増やしてより詳細に表現する事を言います。
シール・デカールを貼ったり市販パーツに置き換えるだけの簡単なディティールアップから、スジ彫りやプラ材で情報量を増やす難易度の高い方法までやり方は様々です。
市販の水転写デカールを貼ってガンプラの情報量を増やすディティールアップ術は初心者でも簡単に取り組める作り方です。
下のHGネモは細かなコーションデカールを貼るだけで情報量をUPさせました。
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エアブラシ塗装&デカール[HG ネモ ユニコーンVer.]完成ギャラリー
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改造
ガンプラを改造する理由は
- 理想のスタイルに変更したい
- 発売されてないガンプラを形にしたい
- 自分だけのオリジナルガンプラを作りたい
など人それぞれです。
複数のキットを組み替えたりパーツを移植したりする比較的難易度の低いやり方から、切った貼ったで大改造したり新しくパーツを作り出す難易度の高い方法まで様々です。

塗装
ガンプラの形状ができたら塗装で色を付けていきます。
塗装方法も様々なので、予算や時間、製作環境と相談しながら取り組むといいでしょう。
塗装する範囲で分類
主にマーカーや筆を使って、足りない色を加えるのが部分塗装です。
ガンプラ初心者さんや時間のない週末モデラーさんにおすすめの方法です。
ガンプラ全体にわたって色付けするのが全塗装です。
部分塗装に比べて準備や片付けの手間が多く作業量も一気に増えます。
ですがオリジナルカラーや迷彩塗装などを施せば、ガンプラの楽しみ方も一気に幅が広がります。
塗装に使う道具で分類
初心者が最初に取り組みやすいのがペンタイプの道具を使ったスミ入れや部分塗装でしょう。
入手しやすいガンダムマーカーなら気軽に取り組む事ができます。
筆塗りは部分塗装・全塗装どちらにも対応できますが、ムラにならないよう塗料の濃度や筆運びなどにコツが必要です。
ガンプラに限らず戦車や飛行機を筆塗りで全塗装しているモデラーさんも多いので、塗装環境によっては筆塗りをマスターしてプラモデルを楽しんだほうがいいかもしれませんね。
手軽に全塗装するには缶スプレー塗装がもってこいです。
ただし臭いや塗装ミストの飛び散りなど、周囲の環境に注意が必要です。
ガンダムマーカーエアブラシシステムでも全塗装が可能ですが、コスパ的には「?」です。
エアコンプレッサーを使ったエアブラシ塗装は誰もが憧れるんじゃないでしょうか?
エアブラシを使えば塗装表現の幅がとても広がります。
製作環境さえ許せばモデラーとしてはぜひ導入したいですね。
初心者におすすめの作り方:塗装編
塗装で初心者におすすめの作り方は簡単フィニッシュです。
- 組み立て
- スミ入れ
- コーティング
の3ステップで製作します。
具体的なやり方は下の記事からどうぞ。
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【ガンプラ初心者】簡単フィニッシュ+α仕上げで差をつける方法
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ウェザリング(汚し塗装)
汚し塗装をしたりダメージ表現を加える事で、ガンプラに実在する兵器のような現実味を与える作業がウェザリングです。
- 経年劣化・使用感
- 活動してきた場所
- 損傷・ダメージ
の3要素の組み合わせて考えます。
ウェザリング(汚し塗装)
経年劣化・使用感と活動してきた場所の表現は、塗料や各種素材(パステル・粉末・ペーストなど)を使って表現します。
ほとんどの場合、塗装してデカールまで貼り終わり一旦コーティングで保護してから汚し塗装に取り組みます。
ダメージ表現
弾痕や斧・サーベルによる損傷・ダメージの表現を行います。
ガンプラに穴を開けたり凹みを作ったりする作業を伴うので、ダメージ表現の工作は塗装前に済ませておき後からマーカーや筆で着色する流れになります。
初心者におすすめの作り方:ウェザリング編
扱いが簡単なリアルタッチマーカーやウェザリングマスター
を使うウェザリングだけでもかなり雰囲気が変わります。
簡単フィニッシュで仕上げた後からでも取り組めるので、初めてのウェザリングに挑戦してみてはいかがですか?
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ガンプラ初心者向け簡単ウェザリング6選を動画付きで紹介!
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まとめ
基本的なガンプラの作り方は
ガンプラ作りの手順
- 組み立て
- 改造・ディティールアップ
- 塗装
- ウェザリング
の手順でした。
初心者さんはまず素組み・パチ組みで完成させて、余裕が出たら簡単フィニッシュに取り組むといいでしょう。
さらにガンプラ作りを楽しむなら、簡単ウェザリングや手軽に取り組める改造・ディティールアップ術や塗装方法を試してみるのがいいと思います。