ウェザリング道具・材料

ウェザリングスティック徹底レビュー 使い方と定着方法も解説!

2019年11月7日

ウェザリングの材料はたくさんあって揃えるのは大変そうだし、海外の物などはお値段が高め…。

そんな中タミヤのウェザリングスティックが目に留まりました。

今回は試し塗りを兼ねて使い方や定着のしかたを徹底レビューします。

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ウェザリングスティックはどんな物?

ペン型で泥や土の汚し表現ができるのがタミヤのウェザリングスティックです。

半固形・水溶性の中身は文房具のスティックのりに似た柔らかい素材でできています。

ペン先を回して出して使い、直接塗ったり水で溶いて使う事で平面的・立体的なウェザリングが可能です。

ウェザリングスティックの種類

現在発売されているのは以下の4種類です。

マッド

最も茶色っぽい色で、湿った土の表現に向いていると思います。

スノー

真っ白で雪の表現に使います。

ライトアース

乾いた土のような色で、付着して乾燥した土の表現向きかな?

サンド

黄色がかっており、水で溶いて砂漠や埃の表現に使えそうです。

ウェザリングスティックの使い方

ウェザリングスティックでガンプラの足元に泥・土の表現をした時の様子は上の動画をどうぞ。

ウェザリングスティックはペン先を回して中身を出し入れする事ができます。

半固形で水溶性の中身はちょうどスティックのりのような感触です。

長く出しすぎるとポキッと折れそうなので、必要な分だけ出して短めで使ったほうがいいと思います。

直接塗る

ガイアノーツのメカサフヘヴィを吹いた100均スプーンに試し塗りします。

メカサフヘヴィはジャーマングレイにとても近い色です。

使ったウェザリングスティックの色はマッドです。

力を入れずに動かすとクレヨンで塗った時のように平面的な汚し塗装ができます。

少し力を入れて擦り付けると、半固形のウェザリングスティックが付着して立体的な土汚れの表現ができました。

直接塗るやり方だと1/35・1/48のミリタリーモデルにはちょうど良い感じだと思いますが、1/100・1/144のガンプラには少々オーバースケールかもしれませんね。

綿棒で塗る

ウェザリングスティックは水溶性なので、水を使って伸ばしたり柔らかくすることができます。

上の動画でもやってたように、塗料皿に出したウェザリングスティックの塊を水で湿らせた綿棒で擦りつける事もできます。

綿棒の水の量はティッシュやキッチンペーペーで調整します。

水が少いとより立体的な表現ができますし、多いと溶けた塗料のように平面的な表現ができます。

慣れたらウェザリングスティックから直接とって綿棒で擦り付けてもいいかもしれません。

筆で塗る

水に溶ける特徴を活かして筆で塗る事もできました。

水を付けた筆でウェザリングスティックの塊を溶かして塗ります。

乾くとつや消しになります。

この方法を使うと入隅やリベットの根本などにたまった泥・埃の表現ができそうです。

弾いて泥はね表現

筆と爪楊枝で泥はねの表現も可能です。

塗料皿にウェザリングスティックの塊を入れます。

水を加えて筆で丁寧に溶かします。

爪楊枝に筆先をあてて弾くようにすると、溶けたウェザリングスティックの顔料が飛び散ります。

ランダムに泥がはねた跡のようになります。

初めてやったので少々オーバースケールですが、筆の毛先の長さ(切って調節)と水分量を調整すればもっと細かい泥はねの表現ができそうです。

重ね塗りもいいかも!

同じ色や方法だけだと単調なウェザリングになりそうなので、色と技法を2種類使って塗り重ねてみました。

まず最初は水で溶かしたウェザリングスティックを筆で弾いて泥はねを表現します。

この時は黄色がかったサンドを使いました。

先程より毛先の短い筆で水分量控えめにする事で、より濃くて細かい泥はねが表現できました。

泥はねの上にウェザリングスティックを直接塗ります。

この時の色はマッドです。

プラモデルのスケールによっては湿らせた綿棒を使う方法がいいかもしれません。

こうやって2つの色と技法を重ねる事で、「時間が経った泥はねの上に湿った泥がついた」表現も可能になります。

私の場合初めて使うのでまだまだ練習が必要ですが参考にされてください(^^;)

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コート剤で定着は必須!

ペン型・半固形・水溶性で使いやすいウェザリングスティックですが、大きな弱点があります。

定着が悪く時間が経ってもすぐに剥がれてしまうという点です。

ウェザリングスティックは定着が悪い

塗って30分以上経過したウェザリングスティックのマッドです。

つや消しになっていい感じですが、少し汗ばんだ指先で触るだけで簡単に剥がれてしまいます。

何かに擦れる事でも簡単に剥がれます。

水で湿らせたティッシュで拭くとこの通り、綺麗サッパリ拭き取る事ができます。

試し塗りに使ったスプーンを水や中性洗剤で洗うと、何も無かったように完全に落とす事ができました。

このように擦れや湿り気に弱く定着が悪いウェザリングスティックですが、考え方を変えれば利点でもあります。

汚し塗装をしてみたけどイメージと違う場合、湿らせた筆や綿棒で塗り広げたり、濡らしてティッシュで吸い取り・拭き取りしたり、最悪洗い流してしまえばいくらでもやり直しができます。

コート剤で保護

という訳で、定着の悪いウェザリングスティックは塗った後に必ずコート剤で保護しましょう。

使ったのはつや消しトップコートで使う缶スプレーです。

塗って30分以上経過したところに、直後は塗料でテカテカになるぐらいたっぷりスプレーを吹いて一晩乾かしたのが上の画像です。

ラッカー系塗料がたっぷりかかってますが、ウェザリングスティックの成分が特に変質してる様子はありません。

指で触ったり爪楊枝で軽く擦ったりしてみましたが、剥がれる気配はありませんでした。

試しに力を入れてゴリゴリ擦ると上の画像のように表面が剥離しました。
(これはこれでウェザリングの表現に使えそう…)

ウェザリングスティックを塗った後にコーティングして保護すると、実用上十分な定着が確保できました。

メリット・デメリットやまとめ

ウェザリングスティックのメリット・デメリットなどをまとめます。

ココがおすすめ

  • 無臭
  • 取り扱いが簡単
  • そのまま塗って立体的な表現ができる
  • 水で溶きなどの技法も使える
  • 水性なので下地を傷めない

水性で無臭、取り扱いが簡単なのがウェザリングスティックの良い所ですね。

下地を傷めずそのまま塗っても良し、水溶きで色々な表現を楽しんでも良しで表現の幅も広いと言えます。

ココがダメ

  • 定着が悪い
  • 色のバリエーションが少ない

定着が悪いのはコーティングでカバーできますね。

パステルを使ったりウォッシングをした場合でも、最後は表面の調子を整え保護するためのつや消しコーティングを施すので、特に問題ではないと思います。

土や泥の表現が目的のマテリアルなので、色のバリエーションは必要ないかもしれません。

どうしても他の色味・風合いが欲しい場合は、塗料やパステル、クレオスのウェザリングペーストなど他の技法や材料と組み合わせるといいと思います。

こんな方におすすめ

  • ウェザリングが初めての人
  • 臭いが気になる人
  • 立体的・平面的など様々な表現をやりたい人
  • 後から手直し修正したい人

臭わず扱いも簡単で後から修正がいくらでもできるので、ウェザリング初心者さんにおすすめのマテリアルです。

私は衝動買いで4本買ってしまいましたが、最初の1本にはマッドがいいと思いますよ。

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