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ガンプラを簡単ウェザリング!リアルタッチマーカーで装甲の汚れを表現

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ガンプラを作っていると、汚し塗装(ウェザリング)で汚れや使用感を表現してみたいと思う事があります。

でも上手な人がやってるように、道具や素材を何種類も揃えるのは敷居が高そう…。

そんな初心者の私にもできそうな方法に、リアルタッチマーカーを使ったやり方がありました。

使う道具も少なく手軽に取り組めそうなので、早速挑戦してみました。

(画像は装甲の汚れ以外にも錆びや塗装の剥げも描き込んであります)

つや消しコーティングしたジムを実際に汚してみるとこんな感じになります。

用意するもの

  • リアルタッチマーカー
  • ティッシュ
  • 綿棒(2種類)
  • エタノール(無水)

今回用意したのはまずリアルタッチマーカーセット1です。

着色用ペン5本とぼかしペンの6本組になってます。

あと拭き取りや汚れたぼかしペンの筆先クリーニングに必要なのがティッシュ。

細かい拭き取りの調整に、綿棒も通常タイプと赤ちゃん用の小型の2種類を使いました。

エタノールは拭き取りの溶剤代わりに綿棒に染み込ませて使います。

マーカー以外は全部ドラッグストアなんかで入手できます。

リアルタッチマーカーで汚れ・使用感を表現する

上手なモデラーさんが良くやるウェザリング技法の一つに、ウォッシングがあります。

これは薄めた塗料を全体に塗り、乾く前に加減しながら拭き取ります。

そうすると残った塗料で、全体的にうっすら汚れたようになります。

リアルタッチマーカーを使うと、ウォッシングに近い効果が得られます。

やり方としては

  1. 塗ってから拭き取る方法
  2. ぼかして広げる方法

の2つがあります。

マーカーを塗ってから拭き取る方法

先にマーカーを塗ってから拭き取る方法を紹介しますね。

がっつりウェザリングしたい場合はこっちがいいと思います。

今回のジムもほぼこの方法でウォッシングしました。

スミ入れとつや消しトップコートをした脚です。

拭き取りの事を考えて、水性ではなく塗膜の強いラッカースプレーでコーティングしておきました。

素組み状態の表面でも実験しましたが、ほとんど塗料が定着しないので先にコーティングしておいたほうがいいでしょう。

太腿の1面もしくは2面ぐらいの面積をリアルタッチマーカーで大胆に塗ります。

広く塗りすぎると塗料が乾燥しすぎて拭き取りづらくなるので、様子を見ながらほどほどの面積を塗ったほうがうまくいきました。

マーカーが完全に乾く前にぼかしペンやエタノールを含ませた綿棒で拭き取ります。

雨だれ等の汚れは縦に流れ落ちるので、拭き取りも縦方向を意識しました。

続けて、ひざ関節・スネ・ふくらはぎ・・・と部分ごとに塗っては拭いてを繰り返していきます。

リアルタッチマーカーでウォッシングのビフォー・アフター比較画像です。

ウェザリング前は白くて綺麗なおみ足ですが、汚すと使用感・経年劣化感が出ますね。

乾燥時間に注意!

先に書きましたがリアルタッチマーカーを塗って乾燥時間を長くとると、塗料が全然拭き取れなくなります。

画像は塗装前後を比較しようとシールド裏側の下半分にリアルタッチマーカーを塗ったものですが、塗料がほぼ乾いてしまいました。

ぼかしペンでもエタノールを含ませた綿棒でもなかなか拭き取れません。

拭き取ろうとエタノールを含ませた綿棒でゴシゴシすると、ラッカーのつや消しコートまで剥がれてしまい、素のプラスチックまで見えてしまいました。(赤丸)

なのでリアルタッチマーカーを使ってウォッシングする時は、乾き具合に気を付けながら適度なエリアに分割して作業した方がいいと思います。

リカバリー:メラミンスポンジで落とす

マーカーの塗料が拭き取りづらい場合でも、リカバリー方法が無いわけではありません。

色を落としたい場所をメラミンスポンジで擦ると、かなり塗料を除去する事ができます。

画像左のふくらはぎの部分はメラミンスポンジで擦る前、右は擦った後です。

何度か擦るだけで結構明るくなります。

マーカーが完全に乾いてからでも可能なので、後から汚れ具合を調整したい場合などに有効です。

この方法はtwitterのフォロワーさんから教えて頂きました。

マーカーをぼかして広げる方法

リアルタッチマーカーを使ったウォッシングのやり方2つ目、ぼかして広げる方法です。

このやり方は、控えめなウェザリングをしたい場合に使うといいと思います。

汚したい場所にマーカーで点を打っていきます。

塗料が乾く前にセット付属のぼかしペンで広げます。

エタノールを染み込ませた綿棒でもいいかもしれません。

シールドの上半分がぼかして広げる方法、下半分は塗って拭き取る方法(さっきの失敗例)の比較です。

比べてみると、ぼかして広げる方法はかなり控えめな汚れ具合になってますね?
(画像が明るすぎてわかりにくいかも…)

控えめウェザリングをする場合には良い方法だと思いますが、マーカーで打った点がまだらに見えそうだったので、私は塗って拭き取る方法をメインにしました。

まとめ

(画像は錆びや塗装の剥がれも表現してあります)

リアルタッチマーカーを使ったウォッシングのやり方としては、

  1. 塗ってから拭き取る方法
  2. ぼかして広げる方法

の2つがありました。

がっつりウェザリングしたい場合は①塗ってから拭き取る方法、控えめに汚したい場合は②ぼかして広げる方法と使い分けるといいでしょう。

どちらの場合も塗る前の下地の状況と塗料の乾き具合で仕上がりが変わってきます。

素組み状態の表面では塗料がほぼ定着しないので、半艶or艶消しコーティングは必要でしょう。

乾き具合で塗料の除去具合も変わるので、一度に塗る面積や乾燥時間には注意が必要です。

乾燥後に仕上がりを調整したい場合は、メラミンスポンジも有効でした。

私もあらゆる方法を試した訳ではないので、ここで紹介してあるのが全てではないと思います。

しかし匂いも少なく手軽に取り組めるので、ガンプラを初めて汚したい方の参考になればと思います。

ご自分でもあれこれ研究して楽しんでくださいませ(^^)

それではまた。

 

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  • この記事を書いた人

Taro

25年ぶりに模型製作を再開した地方済みの出戻りモデラー。今の主食はガンプラですが、ミリタリーやジオラマにも興味津々。

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