ガンプラの作り方

【画像付き用語解説】ランナー、ゲート、パーティングライン、突出し(押し出し)ピン跡

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ガンプラ・プラモデルを組み立てる前に最低限知っておきたい専門用語「ランナーゲートパーティングライン突出し(押し出し)ピン跡」。

それぞれ何を指すのか、どんな種類があるのか、基礎知識としておさえておきましょう。

ランナー

ランナー枠

ガンプラのパーツは、ランナー枠に配置されています。

ランナー枠の事をそのままランナーと呼んだりもします。

メモ

ガンプラを組み立てる時に意外と手間取るのがパーツ探しです。
ランナーをアルファベット順に並べて置くようにしたり、付箋やマスキングテープでランナー名を見やすいようにしておくだけでも、効率よく作業を進められます。

ランナーとゲート

ランナーとは、パーツを成形する時に溶けたプラスチックが通る通路の事です。

ランナーからパーツにプラスチックが流れる通り道がゲートです。

プラモデルの各パーツはゲートでランナーにつながっています。

ランナーにはAやBなどの名称が書かれたランナータグがついていて、このタグでそれぞれのランナーを識別します。

また各パーツに振られた番号はナンバータグで表示されており、これを手がかりにパーツを見分けます。

説明書では「A-17」のように「ランナー名+パーツ番号」で部品を指定してきます。

ゲートの種類

ガンプラ・プラモデルを作る時にまずやる作業が、ニッパーでゲートを切って部品をランナーから切り離す作業、ゲートカットです。

ゲートには3種類あるので、違いを知っておきましょう。

通常ゲート

通常ゲートの例

ガンプラをはじめ、ほとんどのプラモデルで最も多く採用されているのは通常ゲートです。

ゲートの断面は小さな長方形になっています。

アンダーゲート

アンダーゲートのモデル

紹介できる手持ちのプラモデル素材が無いので、プラ板とプラ棒でモデルを作って紹介しますね。

アンダーゲートはパーツの裏側にあり、表からは切り離した際に跡が目立たないような配置になっています。

ガンプラのメッキされた部品のランナーによく採用されています。

タッチゲート

タッチゲートの例

タッチゲートは断面が小さく丸くなっていて、ニッパーなどを使わなくてもパーツを手でもぎ取ることができます。

SDガンダムシリーズによく採用されています。

ゲートカットの方法はこちら

ゲート跡

ゲート跡の例

ランナーからパーツを切り離した後に残るバリがゲート跡です。

ゲート跡は見栄えが悪いので、やすりがけなどで処理します。

ゲート処理の方法はこちら

パーティングライン

パーティングライン

プラモデルは通常、上下に分割された金型に、溶かしたプラスチックを流し込んで生産します。

イメージとしてはたい焼きに似てますね。

この金型の上下に分割されたラインがパーティングラインです。

パーティングラインを青マジックで強調

上の画像のようにパーツのフチに沿ってパーティングラインがあり、組み立ててしまえば分からなくなる場合もあります。

パーティングラインを青マジックで強調

これはガンプラのパーティングラインの例です。

パーティングラインを青マジックで強調

これはミリタリーモデルのパーティングラインの例。

完成後も目立つパーティングラインは、やすりがけ・カンナがけで削って処理します。

画像を見て気付いたかもしれませんが、パーティングラインは全てのパーツに必ず存在し、ゲートから始まってゲートで終わります。

金型の仕組みを知れば納得ですね。

突出し(押し出し)ピン跡

ランナー枠を金型から外す時にパーツを押し出した跡が、突出し(押し出し)ピン跡です。

凹状のピン跡

上の画像はわずかに凹んだ突出し(押し出し)ピンの跡です。

完成後も目立つ場合は、ラッカーパテや瞬間接着剤で埋めた後に削って修正します。

凸状のピン跡

こちらはわずかに飛び出した突出し(押し出し)ピンの跡です。

目立つ場合はそのままサンドペーパーなどで削ります。

まとめ

初心者が最初に知っておきたい専門用語を画像付きで解説しました。

しっかり覚えて説明書や入門書を正しく読んで、ガンプラ・プラモデル作りを楽しんでくださいね。

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  • この記事を書いた人

Taro

25年ぶりに模型製作を再開した地方済みの出戻りモデラー。今の主食はガンプラですが、ミリタリーやジオラマにも興味津々。

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