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フィルター交換で劇的回復!!:ペインティングブースⅡ ツインファン

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タミヤのペインティングブースⅡツインファン、購入して1年半ぐらいになります。

その間SD・HGのガンプラ4~5体ぐらいを塗装しましたが、最近どうも吸引力が弱い…。

試しに線香10本分の煙を吸引させようとしても、ご覧の通りです。

空気の流れに勢いがなく、上部フードやエプロンサイドは煙が滞留して全然排気してくれません。

この状況で缶スプレーやエアブラシで塗装すると、周囲に塗装ミストが滞留して部屋の中が汚れたりシンナー臭がしてしまう訳ですね。

という事で掃除をして新品のフィルターに交換したら吸引力が劇的に回復しました!

クリーニング前後の吸引力比較は下の動画でどうぞ。

それではペインティングブースⅡのクリーニングの様子を紹介していきますね。

掃除・フィルター交換の手順

まずはクリーニング前の外観です。

購入して1年半ちょっと、SDとHGのガンプラを4~5体缶スプレーでサーフェイサーを吹いたりエアブラシ塗装しました。

それ以外にもプラ板や100均のスプーンにサーフェイサーや塗料を試し塗りしたりしてます。

フィルター部分のアップ。

う~ん、キタナイ(-_-;)

接続ホースを外したファンの排気口です。

フィルターが付いててもこれだけ粉塵が溜まってます。

それでは展開図でペインティングブースⅡの作りを把握してから分解していきます。

フード・エプロンを外す

まずは上部のフードと下部のエプロンを外します。

フードは引っ張れば抜けるので問題ありませんが、エプロンは隠れた爪でしっかり抜け防止されているので注意が必要です。

指を入れて、前面パネルの裏で立っているエプロンの爪を倒してから引き外します。

久しぶりに分解しようとするとこの爪が裏で立っているのを忘れ、無理やり外そうとして壊しかねないので注意が必要です。

前面パネルを外す

計6本のビスを外し前面パネルと本体を分割します。

御開帳~。

見るからにフィルターが目詰まりしてますね。

触ると塗装紛がポロポロ落ちてきます。

ペインティングブースⅡのフィルターはぬるま湯で洗って1~2回は再利用する事もできるそうです。

私もそうしようと思っていたのですが、さすがにこの状態では新品に交換したほうが良さそうです。

めくってみると…本体の中まで塗料の粉が溜まっています。

フィルター交換だけならこの後綺麗なフィルターを組み付ければOKですが、さすがにこの状況は…ねぇ?

ペインティングブースⅡの性能をフルに発揮させるためにも、全体的に掃除していきます。

ファンユニットの取り外し

裏側のファンユニットを外していきます。

シロッコファン1基につきビス4本、合計8本のビスを外します。

本体とファンの分離完了。

フィルターが付いていてもファンの中まで粉塵が溜まっています。

クリーニング

前面パネル・本体・背面パネルは、ナイロンブラシと中性洗剤で丸洗いしました。

洗うだけでも塗装紛はかなり流れ落ちます。

流し台でやると狭いうえに間違いなく奥方にお叱りを受けるので、浴室など広くて排水に適した場所で作業したほうが良いでしょう。

洗い終わったら陰干しで乾燥させます。

水洗いだけで落ちない塗料は、ラッカーシンナーで拭いたりヘラで削いだりして落とします。

私の場合前面パネルにこれまでの塗装の歴史が分厚く堆積していたので、ステンレス定規で剥ぎ取りました。

シロッコファンは水濡れやシンナーはマズイので、ナイロンブラシや使い古しの歯ブラシで根気よく塗料粉を取り除きました。

新品フィルターの組付け

ある程度綺麗になったら組み立てに入っていきます。

完璧にやろうとすると時間がかかるので、性能に影響がないキリの良い所で切り上げたほうがいいと思います。

交換用フィルターの配置などを説明書で確認。

前面パネルには内側にフィルターA外側にフィルターBを取り付けます。

一応説明書に指示があるので、フィルターの継ぎ目も意識して組みます。

本体にはフィルターCを敷くように配置し、フィルターDは外周に沿って組付けます。

Dの継ぎ目は指定がないので出荷時と同様上にして組みましたが、よく見ると説明書では下に描かれているのでそのほうが良いかもしれません。

ま、特に性能には影響なさそうですが。

元通りに組み立て

後は元通り組み立てていくだけです。

前面パネル・本体・ファンユニットなどを取り付け、

この後エプロンやフードを取り付ければ完成です。

まとめ

クリーニング終了後に吸引力が回復している様子です。

そうそう、思い起こすと新品時はこんな感じで線香の煙を真横に排出してましたよ!

期間にして1年半ちょっと、ガンプラ4~5体を塗装したぐらいでしたが、ペインティングブースⅡの排気能力はかなり低下してたんですね。

吸引力が低下すると塗装ミストが室内にとどまって汚れるし、何より体に悪いので排気能力は維持しておいたほうが良さそうです。

目安としては吹き返しが激しくなったり周囲に塗装ミストが滞留し始めたらすぐがいいでしょう。

使用頻度にもよると思いますが、私の場合なら4か月~半年に1回ぐらいのペースで掃除したほうが良さそうです。

Taro
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  • この記事を書いた人

Taro

25年ぶりに模型製作を再開した地方済みの出戻りモデラー。今の主食はガンプラですが、ミリタリーやジオラマにも興味津々。

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