プラモデル復帰前の少年の頃、塗料皿や陶器の小皿でデカール貼を水に浸す作業をしてました。
10枚~20枚なら別に大したことありませんが、戦闘機のコーションデカールなどは小さなデカールが何十枚も必要なのでけっこう根気のいる作業です。
色々作例を見ていると、最近のガンプラでも小さな社外デカールをたくさん貼るのがトレンドのよう…。
あんな小さな物を大量に扱うのはかなり根気のいる作業だな~と思っていたら、プラモ向上委員会から出ているデカーリングクイック トレイという便利そうなツールを見つけました。
これからデカールチューン?もどんどんやっていきたいので、先行投資として買っておきました。
開封
それでは開封していきます。
デカーリングクイックトレイを使うと何枚もの水転写デカールを一度に水に浸す事ができ、作業時間を大幅に短縮する事ができます。
中身は
- 本体
- スポンジ
- 曲線バサミ
- ピンセット
の4つが含まれています。
バスタブのような本体は厚みのあるABS樹脂製で、かなり頑丈そうな作りです。
バスタブ部分の大きさは幅177×奥行80×高さ32mm。
スポンジパットは約60×70mmなので、それより大きいサイズの水転写デカールは乗っける事ができません。
まぁ大きなデカールと言えば自動車モデルのボディ全体に貼るヤツとかでそんなにお目にかからないので、ほとんどのデカール貼り作業で使えるでしょう。
曲線バサミは意外としっかりした作りで噛み合わせも良く、デカールの台紙ならサクサク切れました。
付属のピンセットはちょっとチープに感じますが、先端が幅広で材質もABS樹脂なので柔らかく、デカールを傷つけずに作業するには良さそうです。
デカーリングクイック レイはバスタブ型の本体に水を入れて使い、デカールの台紙を捨てておくゴミ置き場も確保されています。
本体にスポンジパットを取り付けるとこんな感じになります。
付属のピンセットは本体のフックを使って収納ができるので、紛失の心配も減ります。
使い方
デカーリングクイックトレイを使う前に、先に本体に水またはぬるま湯を入れておきます。
特に冬場はぬるま湯を使うと、早くデカールが台紙から剥がれますね。
次に、先にトレイを水中に下ろしてスポンジに吸水させます。
スポンジが水を吸ったら、トレイを下ろしたままスポンジの上にデカールを置いて水を吸わせます。
デカールの台紙が水を吸って色が変わったら、トレイを引き上げます。
台紙についたデカールを慎重に触ってみて、台紙から動けばデカールをプラモデルに貼ります。
あまり長時間水に浸しておくと、デカールが台紙から剥がれて水中にプカプカ漂ってしまします。
まとめ
デカーリングクイックトレイを使って、試しに10枚ほど小さなデカールをガンプラに貼ってみました。
塗料皿や小皿を使って作業してた昔に比べると、
- 水に浸す
- デカールを貼る
- 残った台紙を捨てる
までの流れがとてもスムーズでした。
昔はデカール貼りが億劫でしたが、今後はストレスなく作業に集中できそうです。
楽しく作業できるので、デカールを使ったガンプラのディティールアップをする機会も増えると思います。