改造・ディティールアップ

ガンプラ初心者でも確実にC面が出せる自作ツールの作り方を紹介!

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ガンプラを作ってて誰でも出くわす課題がC面の処理。

既存のC面にやすりがけしたり新しくC面だしをする場合、均一に削りきれなくてガタガタなったりしませんか?

かく言う私がそうなのですが、簡単にできる自作ツールを使って確実にC面だしをすることができたので紹介しますね。

C面だしは難しい?

私、よく上の画像のようにガンプラのエッジ(この場合はC面)をヤスリがけでガタガタにしていまいます。

どんなに慎重に作業しても、手持ちの鉄・紙ヤスリだと均一に削れてくれないんですよね。

それで修正しようとあちこち削ると、どんどんC面が太くなって収拾不能になってしまいます。

しかし上手な人はフルスクラッチでもイチからビシッとしたC面だしをしてますよね?

そこで上手な人の手法を参考に試して上手くいったのが、自作ツールを作るやり方でした。

メモ

C面の”C”は英語の chamfering=面取り の略です。
製造業では45°の角度で面取りする時にC5とかC10と指示するので、そこから角(エッジ)を削ってできた平面の事をC面と呼んでいるようです。
ちなみに丸面取りはR5とかR10と指示するので、削ったあとにできた曲面はR面と呼ばれます。

自作ツールを使えば簡単・確実!

作り方は至って簡単、瞬間接着剤でプラ板にカッターナイフの刃を貼り付けるだけです。

この時、カッターナイフの刃はよく切れる新しい物を用意しましょう。

またプラ板の刃が出るほうの面は、ヤスリがけなどでちゃんと平面を出しておきます

貼り付ける時の注意点は、プラ板の側面とカッターナイフの刃が作る角度を、直定規と三角定規をガイドにして正確に決める事です。

ま、目検討で貼り付けても刃は固定されるので一律な角度でエッジ処理はできますから、角度を気にしない場合は定規なしでもいいかもしれません。

貼り付けた後は、プラ板の余分な部分を適当にカットしてしまえばあっけなく完成です。

(見やすいようにピンセットでつまんでます)

自作したツールでプラ板の積層にC面処理をしてみました。

カンナ掛けの要領で端から自作ツールを動かしていくと、ギューっと音を立てて削れていきます。

どれだけ削れたか分かりやすいように、C面だしをするエッジにはガンダムマーカーで色着けしておきました。

削れた跡の線幅が均一で、いい感じでしょ?

ご覧の通り、プラ板を使って幅増しした面にも実際に使ってみましたよ。

この自作C面だしツールを使って作業する場合、削り始めと終わりは浅く、中間は深く削れてしまう傾向にあります。

なので上達するまではC面出ししたい面にガンダムマーカーやサーフェイサーで色着けして、どれだけ削れたかよく見えるようにしておくといいですよ。

始めと終わりが削りにくい場合は、金属ヤスリや紙ヤスリも併用しましょう。

まとめ

大した事じゃないんですが、ポイントというかコツをまとめておきますね。

ココがポイント

  1. 新しいカッターナイフの刃を使う
  2. プラ板の側面は平坦にしておく
  3. C面処理したいエッジは色着けしておく

今回の自作C面だしツールは、モデラーなら誰でも持っているような素材を使って慣れると5分もかからずに自作できます

C面出しに悩んだ場合、一度は試してみる価値はあると思いますよ。

もっとガシガシエッジや端部の処理をやりたい場合、シモムラアレックからラギア2という面取りツールも発売されてるので、そちらを検討してみるのもいいかもしれませんね。

あなたの模型ライフに役立てば幸いです。

それではまた。

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  • この記事を書いた人

Taro

25年ぶりに模型製作を再開した地方済みの出戻りモデラー。今の主食はガンプラですが、ミリタリーやジオラマにも興味津々。

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