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開封・組み立て【タミヤペインティングブースⅡ ツインファン】レビュー

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あれこれ比較して注文したタミヤペインティングブースⅡ ツインファン、ついに届きました。

思ったより大きな梱包に驚きましたが組み立てはとても簡単でした。

タミヤペインティングブースⅡ ツインファン スペック

ペインティングブースⅡ ツインファンのカタログスペックは以下の通りです。

本体寸法 40×33×30cm(収納時)
重量 約4.3kg
電源コード 約2m
使用電源 AC100V(50/60Hz)
モーター ACモーター
ファン Φ78×40 アルミ製シロッコファン
最大風量 2100ℓ/分
消費電力 48W(24W×2)
作動音 63㏈

収納時の本体寸法が40×33×30cm、重量が約4.3kgとけっこうなボリュームがあります。

イメージとしては安物の掃除機より少し大きくて重い感じかな?

電源コードが2mあるのは、地味に嬉しいですね。

この手の商品は延長コード必須みたいな場合もあるので、長い電源コードは助かります。

最大風量は2,100ℓ/分という事なので、換算すると35ℓ/秒、また126㎥/時間ということになります。

毎秒35ℓの空気を排出できるということは、ブワァッと吹いた缶スプレーの塗料もあっという間に排出してくれそうです。

4畳半の体積がだいたい

2.7×2.7×2.4m=17.496㎥なので、

126÷17.496≒7となり、

4畳半の部屋なら1時間あたり7回換気できる排気量ということになります。
(あってるよね?)

換気扇代わりに使えるかも?

作動音は63㏈と他の競合品より少し大きめですが、ツインファンなので仕方ないでしょう。

それよりも安定した排気性能を優先したいですね。

デカイ箱を開封

開封いってみます。

送られてきた段ボール箱、デカイです!

安物の掃除機が2つ入りそうなぐらいの大きさです。

ペインティングブースⅡ ツインファンの中身を確認

中身は

  • 説明書
  • 本体
  • フード(本体に付属)
  • エプロン(本体に付属)
  • シロッコファン(2基)
  • 排気ホース(計4本)

です。

説明書には組み立て・設置方法やフィルター交換・メンテナンスの方法が丁寧に記載されています。

プラスチック製の本体、なんだろうと思って前面のエプロンを開けると半透明のフードが出てきます。

フードは半透明なので、上からデスクライトで照らすと塗装する時に手元が見やすそうです。

エプロンもフードも、リングファイルの表紙のプラスチックのような素材で掃除がしやすそう。

本体はプラスチックの塊でかなり頑丈な作りですが、中は空洞です。

室内外の圧力が多少変化しても安定して吸排気するため、容積を確保してるのかもしれません。
(素人の推測)

上部には運搬時に活躍する頑丈な取っ手もついてます。

正面から見ると、奥のフィルターの向こうにプラスチックの隔壁があるのが見えます。

菱形の部分のフィルターは吸気方向と平行に配置されており、これがどんな効果を生むのか楽しみです。

アルミ製のシロッコファンは思ったより重いですね。

電源コード(2m)は独立しており、中間にスイッチがついています。

シロッコファンの排気口は整流フィンらしきものがあったりして、色々と考えて作られていると思います。

排気口は私が測ったところ、外形が約67Φ、内径が約64Φでした。

排気ホースは4本付属します。

排出部分(左側)の口径は測ったところ、外形が約68Φ内径が約65Φでした。

排気ホースを連結して伸ばした時の長さは95cmぐらいでした。

組み立てる前にペインティングブースⅡ ツインファンを分解してみる

ペインティングブースⅡを組み立てる前に、興味があったので先に分解してみました。

シロッコファンがつく背面パネルです。

シロッコファンへの空気が流れる丸穴には、整流のためのフィン(だと思う)が成形されています。

一見空気抵抗に見えますが、スムーズな排気のためにわざわざ採用されたと考えます。

6本のビスを外すと空間が出現。

シロッコファン前面には、大部分を覆う隔壁があえて設けられています。

これは恐らく、台所のコンロ上にあるレンジフードと同じ考え方をしているんじゃないでしょうか?

隔壁が無いと中央部分だけ流速が上がってしまい、周囲の塗装ミストが取り残されてしまう。

あえて空気を回り込ませて吸気することで、より広範囲な塗装ミストの除去を行う事を目的としているのでは?

わざわざ空間を設けたり壁を作ったりするのは理由があると思います。

さらにビスを6本外して分解。

左の前面パネルには、菱形のところに吸気方向と平行にフィルターが配置されています。

対して右側の本体には、吸気方向に垂直にフィルターが配置されています。

前面パネルのフィルター。

本体側のフィルター。

粗いスポンジ状のフィルターは、パソコンのファンに付いている防塵フィルターに似ています。

ちなみに本体に差し込み式のエプロンは、内部でツメがこうやって起きた状態になっているので、無理に引っ張ると壊れてしまうかもしれません。

前面パネルから指を突っ込むか、本体ケースを開けてツメを畳みながらでないと取り外すことができません。

タミヤペインティングブースⅡ ツインファン 組み立て

それでは説明書に従い組み立てていきます。

ペインティングブースⅡ本体にシロッコファン1基を取り付けた状態。

ファンの後ろには放熱口があるので、設置の際には塞がないように気をつけましょう。

ファンを2基つけるとすっごいリアヘビーになります。

油断して持ち上げるととグラっとくるので注意です。

そりゃファンの下に頑丈な脚がついているわけだ…。

排気ホースをブスリ。

エプロンを展開してフードを付けると、組み立てだけなら10分ぐらいで終了。

半透明の上部フードは固定が甘く、手を引っ掻けたりすると簡単にポロッと取れてしまいます。

皆さん目玉クリップで留めたりテープで固定したりしていますね。

正面から見ると収納時のクセがついた上部フードのたるみが気になります。

ま、後で何か工夫しましょう。

シロッコファンの背面を壁から5cmぐらい離すと、奥行60cmの机でギリギリ納まります。

参考までに各部の寸法をどうぞ。

スケールで大雑把に測ったので奥行の寸法は20mmほど整合性がとれてませんが、そこはご容赦くださいませ。

まとめ

タミヤペインティングブースⅡ ツインファンの組み立ては慣れた人なら開封~組み立てまで30分かからないんじゃないかな?

ここまではプラモデルを作れる人なら難なくクリアできるはずですが、その先の排気ホースの処理でみなさん色々と試行錯誤されているようですね。

かくいう私もその一人です。

次は設置の前に排気ホース受け側の処理をします。

それではまた。

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  • この記事を書いた人

Taro

25年ぶりに模型製作を再開した地方済みの出戻りモデラー。今の主食はガンプラですが、ミリタリーやジオラマにも興味津々。

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