ドライブラシは筆に着いた塗料を除去し、わずかに残った塗料をプラモデルに擦り付けるウェザリング技法です。
ガンプラでは塗装の擦れや金属面の露出などを表現したい時によく使われます。
複数の色をドライブラシで重ねたり塗料を調色することで、様々な表現ができます。
ドライブラシのやり方
実際にドライブラシでガンプラをウェザリングした例を紹介します。
下の例ではガンプラにエナメル塗料&スポンジでチッピングして塗装の剥げを表現した後に、ドライブラシでさらに深い傷・金属面の露出を表現しました。
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【動画:スポンジチッピング】HG ガンタンク RX-75 製作記6
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この例ではリアルタッチマーカーで点を打つようにして塗装剥げを表現した後に、ドライブラシで金属の露出を表現しました。
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【ガンプラ ウェザリング】 ドライブラシで金属の露出を表現
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ドライブラシの応用
1/100・1/144スケールのガンプラでは、ドライブラシの技法は多くの場合金属面の露出表現で採用されます。
しかしウェザリングに長けたミリタリーモデラーさん達の間では違います。
戦車やフィギュアの角・凸部にドライブラシで明るい色をのせて明暗を強調したり、色あせ・退色を表現するためにもドライブラシのテクニックを使います。
ミリタリーテイストの作品を作る場合に色々な目的で採用してもいいと思います。
ちょうどボトムズなんか似合いそうですね!
まとめ
筆を使って擦れの表現を簡単・リアルに再現できるのがドライブラシの技法です。
ガンプラでは金属面の露出表現で採用される事が多いのですが、作るキットを変えればもっと出番はたくさんあります。
やってみると意外と簡単なので、初心者でも早めにマスターしておきたいテクニックです。