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かんたんフィニッシュ ガンダムマーカーで【RX-78-2 ガンダム】に墨入れ&部分塗装

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せっかくガンダムマーカーの「ベーシックセット」と「流し込みスミ入れペンセット」があるので、先日素組みしたRX-78-2 ガンダムをちょっとイジッてみます。

マーカーというお手軽アイテムで部分塗装と墨入れだけでどれぐらいカッコよくなるか?

素組みに直接スミ入れなんてやったことがないので、ちょっとワクワクします。

頭部・胸部の墨入れ&部分塗装

まずは胸部からいってみます。

素組みガンダムの胸部は以下の状態です。

流し込みスミ入れペンセットは初めて使うので、胸部から先に進めて様子を見てみます。

頭部は目の周りの黒をどう処理しようか悩んでいたこともあります。

良く考えるとガンダムマーカーのベーシックセットに「黒」は含まれてないんですよね。

とりあえず胸部だけ墨入れした状態です。

ビームサーベルのパーツとバックパックには、流し込みスミ入れペンセットのグレーを使いました。

白いパーツにはブルーで墨入れすることもあるそうですが、グレーでも特に主張しすぎる感じはしないので、他の白いパーツにもグレーを使う事に決めます。

バストの青いパーツにもグレーで墨入れしてあります。

襟元の黄色いパーツにはオレンジを使ってあります。

これまでこんな派手な色で墨入れしたことはありませんでしたが、これもアリだなと思いました。

こうしてみると私の拭き取りが甘いですね。

悩んでいた目の周りの黒は、油性マジックで塗ってみることにしました。

目の周りを油性マジックで黒く塗ってみました。

目についた塗料は、流し込みスミ入れペンセットに付属している消しペンで拭き取ったのですが、全体が黒く見えますね。

黒塗りする前のキラキラした感じのほうが良かったなとちょっと後悔。

頭部全体も流し込みスミ入れペンセットのグレーで墨入れしてあります。

バルカンや口の周りは綺麗に墨入れできていますが、おでこの上と両耳のあたりのダクト内は塗装がしたほうがより均一に黒くなりそうですね。

流し込んで墨入れするための道具なので仕方ありませんが。

それでも、何もしないよりはオモチャ感が消えて「模型作ったぞっ!」という雰囲気は十分出ますね。

脇腹の合わせ目の所の断落ちモールドもグレーで墨入れしたのですが、流し込みだと均一に黒くなりませんね。

細い線ならスッと綺麗にスミが入ってくれるのですが。

後頭部のダクトと縦ラインもグレーです。

黄色い胸ダクトの中はブラウンで墨入れしてみましたが、深すぎて良く見えませんね。

コクピットのところの入隅(マイナスエッジ?逆エッジ?)は綿棒での拭き取りがうまくできず、仕上がりがイマイチです。

ここは何もしないほうがいいでしょう。

バーニアを筆塗り部分塗装

塗装用のガンダムマーカーは塗料を出して筆塗りもできるそうなので、試しにやってみます。

グレーで墨入れのみしたバックパックです。

ガンダムマーカーベーシックセットのガンメタリックを、塗料皿に出して平筆で筆塗りしてみます。

よく振った後にマーカーの先端を塗料皿に数回押し付けると塗料が出てきます。

ガンダムマーカーの塗料はすぐに乾くので、タミヤのラッカーシンナーをスポイトで1滴たらして薄めました。

バーニアを挟んだピンセットは、手を離しても大丈夫なようにマスキングテープで巻き固定しました。

バーニアの部分塗装後です。

成形色のグレーのままよりだいぶリアルになりました。

両腕の墨入れ

両腕と手のパーツにグレーで墨入れしていきます。

上腕の白いパーツに横にパーティングラインが走っていたので、ついでにちょこっとペーパーがけすることにしました。

が、ここでトラブル発生!

パーティングラインに400番のペーパーをかけてみると、そこを境に面に段差があることを発見。

見つけてしまった段差は平らにせにゃいかんと思い、さらにゴシゴシペーパーをあてていきます。

そろそろ平坦な面が出た頃に少し満足げにパーツを見てみると、あるはずのものがありません。

?、?、どこ?

そうです、ペーパーがけすることで既存のスジ彫りまでほとんど消えてしまったのです。

しかも両面。

そこで慌ててケガキ針でわずかに残っているスジ彫りをなぞり、0.2mmのHOLLYで彫りなおそうとすると盛大にはみ出してしまいました。

初心者がプルプルした左手でパーツを持って、ろくにガイドもセットせず、焦ってスジ彫りをするなんて不要な手間を増やすだけです。

さらに何を思ったか、裏面のスジ彫りに関しては工具箱(模型用じゃない)から取り出した目立てヤスリでゴリッとスジを彫ろうと試みます。

力加減も分からず焦って手を動かすので、太くて斜めのV字溝が出来上がり!

パーツの両面とも散々な状態になってしまいました。

その後しばらく放心状態のあと、タミヤのラッカーパテで埋めました。

ミスした時に焦ってリカバリーしようとすると、余計に手間が増えますね。

25年ぶりにガンプラを作っているので、段取りというか勝手を忘れてしまっています。

この後はいらんことはせず、墨入れだけに集中することのにしました。

グレーで墨入れ後の両腕と手のパーツです。

外してある白いパーツは、スジ彫りを失敗しラッカーパテで溝を埋めてあります。

腰部の墨入れ&部分塗装

墨入れ実施前の状態です。

各アーマーにグレーで墨入れしました。

サイドアーマーの入隅(マイナスエッジと言うのかな?)部分は主張しすぎている気もするので、墨入れしないほうがよかったかもしれません。

「へそ」のV字を部分塗装

ガンダムには「へそ」の部分にV字のモールドがあるのですが、キットではシールを貼って黄色を再現するようになっています。

しかし「模型感」を出したかったので部分塗装することにします。

カッティングマットにマスキングテープを貼り、鋭角に切り出してマスキングします。

1発でV字部分をマスキングできないので、何枚かに分けて切り出します。

最初はバーニアの時のように、塗料皿にガンダムマーカーのイエローを出して筆塗り塗装を試みました。

しかし下地が赤なので筆で黄色を乗せてもうまく発色してくれません。

なので直接ガンダムマーカーで塗りました。

マスキングテープを剥がしてみると、少し塗料がはみ出しています。

あとでスミ入れペンセットに付属の消しペンで拭き取っておきました。

両脚の墨入れ&部分塗装

墨入れ前の両脚です。

グレーで墨入れしていきます。

太ももサイドのラインは溝ではなく段差ですが、墨入れすることでスジ彫りのように見えます。

ひざ下はスネとふくらはぎのパーツに前後分割されているので、合わせ目にスミが入っていませんね。

くるぶしの円形パーツは、ドラッグストアの普通の綿棒ではしっかり拭き取りができませんでした。

やはり専用の綿棒とかがいいんでしょうね。
(アイコスのクリーニング用も使えるかな?)

足首フレームの部分塗装

足首フレームのアクチュエーターは、バーニアと同じようにガンメタルで塗装しました。

マスキングなしで筆塗装です。

アンクルガードを下ろしたらほとんど見えなくなりますが・・・。

左足のアンクルガードは分解しようとしたら割れてしまったので、後でタミヤセメントの流し込み・速乾タイプで接着しました。

割れたところをくっつけて流し込み、手でグッと押し付ければものの数秒で固定できます。

完全乾燥まではもっと時間がかかりますが、数秒で実用強度に達するので便利です。

装備類の墨入れ

最後にビームライフルやバズーカ、シールドに墨入れしていきます。

拳パーツが写っていますが、両腕の時にスミ入れしてしまいましたので今後は登場しません。

墨入れ後の画像です。

成形色がグレーのパーツは画像ではあまり分かりませんが、肉眼で見ると墨入れすることによって立体感が増して見えます。

シールド裏は消しペンと綿棒で拭き取るのが大変でした。

エナメルで入れた墨を拭き取るように、綿棒に消しペンを押し付けて溶剤を含ませてから、綿棒の乾き具合を見ながら拭き取ったほうがきれいに仕上がりました。

拭き取りのコツ3つ

今回初めてガンダムマーカーの流し込みスミ入れペンで墨入れをしましたが、意外と拭き取りで手こずりました。

墨を入れるのはお手軽なんですが、雑に拭き取ると塗料が広がって汚くなってしまったり、せっかく流し込んだ塗料が全部消えてしまったりします。

たぶんご存じの方も多いと思いますが、実際に墨入れをして上手くいった拭き取り方を紹介します。

綿棒はクルッと回転させて拭き取る

スミ入れペンセットで墨を流し込んだ所って、ポツンと塗料がはみ出るじゃないですか?

そこに消しペンを当てて塗料を溶かして取ったり、綿棒でぬぐったりします。

綿棒で拭く時に左右に動かすのではなく、溝の横に綿棒を触れてクルッと溝の外側に向けて回転させると綺麗に拭き取れました。

溶剤を綿棒に含ませて拭き取る

通常はパーツに付いた塗料を消しペンの溶剤で溶かしてから綿棒で拭くのではないでしょうか?

そうではなく消しペンを綿棒に押し付けて溶剤をしみこませ、綿棒の乾き具合をみながらパーツを拭いたほうが上手くいく場合もありました。

シールド裏の拭き取る場所が密集している時にこの方法でやると、割と綺麗にできました。

メラミンスポンジも使える

ネットで情報がたくさんUPされていると思いますが、メラミンスポンジも使えました。

ホームセンターの掃除用品コーナーなんかにありますよね?

メラミンスポンジは、メラミン樹脂という硬い樹脂を発泡させスポンジ状にしたものです。

硬い樹脂で、はみ出た塗料を削り取ってくれます。

水を含ませてから使うとの事ですが、今回は空砥ぎの状態で使用しました。

もちろん塗装が乾くのを待ってからです。

とても目の細かいペーパーを当てているような感じで、無塗装部分も艶消しマットになりました。

表面を削り取ることで下地の塗装も一緒に削り取られてしまうので、塗装面には使用しないほうがいいでしょう。

メラミンスポンジを当てる時には、墨入れしたラインに沿って平行に動かすのではなく、線と直角に動かすと上手くいきました。

まとめ

ガンダムマーカーの流し込みスミ入れペンセットを使った墨入れ自体は、とてもお手軽にできました。

どちらかというと拭き取りのほうが難易度が高いと思いますが、ちょっと工夫すれば綺麗な墨入れが完成できます。

塗装用のガンダムマーカーも筆塗りでちょこっとだけ使ってみましたが、どうせなら瓶入り塗料を最初から筆塗りするほうが仕上がりは綺麗そうです。

それでも本当の単なる素組みよりも格段にカッコよくなるので、素組みからのステップアップに試してみるのもいいかもです。

この後トップコートでツヤ消し仕上げにするのがポピュラーなやり方ですが、腕のスジ彫りミスの件もありこの後またイジるかもしれないので、私はこのままにしておきます。

私の技術がまだまだなので仕上がりもイマイチですが、何かの参考になればと全身の画像を貼っておきます。

あなたの模型ライフの役に立てば幸いです。

それではまた。

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  • この記事を書いた人

Taro

25年ぶりに模型製作を再開した地方済みの出戻りモデラー。今の主食はガンプラですが、ミリタリーやジオラマにも興味津々。

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