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【動画】ガンプラのスミ入れ:流し込みペンを使った方法をで解説!

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初めてスミ入れするガンプラ初心者さん向けの方法が、ガンダムマーカーの流し込みスミ入れペンを使うやり方です。

臭いも無く取り扱いが簡単なので、ビギナーやお子さんにもおすすめの方法です。

今回は素組み・無塗装状態のガンプラに

  1. スミ入れ
  2. 拭き取り

の手順で作業していきます。

作業動画

準備する物

今回メインで使ったのはガンダムマーカー流し込みスミ入れペンセットです。

着色用のペンが5色と修正・拭き取り用の消しペンが1本の合計6本セットです。

無塗装や簡単フィニッシュでガンプラを仕上げる場合、これ1組あればほとんどの機体に対応できます。

使用上の注意は、塗装面やメッキの上には使用禁止という点です。

これは流し込みスミ入れペンが油性マーカーのため、下地の塗料を溶かしてしまうからです。

塗装済み面への上塗りは禁止ですが、流し込みペンでスミ入れした上へのコーティングはOKです。

この時溶剤系のスプレーを厚塗りするとマーカーの塗料が滲むことがあるので、水性のコート剤のほうが安心できます。

流し込みペンを使ったスミ入れ

スミ入れ・着色

まずは流し込みペンを使って全体にスミ入れしていきます。

スミ入れをしたいモールドの1点に流し込みペンの先をあてます。

するとサラサラしたインクが毛細管現象で溝に沿って流れていきます。

インクの流れが止まったら、少し離れた場所にまたペン先をあて塗料を流します。

パーツ全体に対してこの作業を繰り返します。

インクがはみ出てしまうこともありますが、後で拭き取るので気にせず作業を進めます。

複数色の使い分け

スミ入れは陰影を強調してパーツの立体感を出すのが目的です。

そのため、黒やグレーばかりだと場合によっては色がきつく感じる事があります。

使うカラーを変える事で程よく陰影を強調したり、カッチリした感じ・柔らかい感じなどイメージを変える事もできます。

ガンダムマーカーに記載されている組み合わせ例は

  • グレー:白・青色のパーツ
  • ブラウン:赤・オレンジ色のパーツ
  • ブルー1:白・水色のパーツ
  • オレンジ1:黄色のパーツ
  • オリーブ:緑・茶色のパーツ

となっています。

ちなみに今回は黄色のパーツにブラウンを使ってみました。

メモ

初めてスミ入れする時に失敗しないか心配な場合、目立たない場所で練習するといいでしょう。

私は新しいテクニックにチャレンジする場合、よく足の裏を使ったりします。

成形色のランナータグも役に立ちます。

着色・拭き取りの練習をしたり、どの色を使うか悩んだ場合に塗り比べてみるのもいいでしょう。

拭き取り

ペンで全体に着色が終わったら、次は拭き取り作業です。

初心者さんは付属の消しペンを使うのがいいでしょう。

スミがはみ出た部分に消しペンをあて、インクを溶かして拭き取ります。

消しペンに吸わせてもいいですし、ティッシュや綿棒で拭き取ってもいいでしょう。

消しペンの先が汚れたら、ティッシュにペン先あてて綺麗にします。

入り組んだ場所など作業しづらい場合は綿棒も使えます。

消しペンのアルコールを吸わせた綿棒で拭き取ります。

普通の綿棒だと先が大きくて作業しずらいので、私は先が細くほつれにくい子供用の綿棒をよく使います。

ココに注意

消しペンの成分はアルコールなので、塗装面やメッキに使用すると下地を痛める事があります。

アルコールも代用できる

ガンダムマーカーの消しペンの成分はアルコールなので、他の物でも代用が可能です。

例えば、薬局やドラッグストアで入手できる無水エタノール(アルコール)です。

塗料がはみ出した部分をエタノールを染み込ませた綿棒で拭き取れます。

私の場合消しペンを使うより、こっちのほうが早く綺麗に作業できました。

消しゴムも使える

消しゴムを使ってはみ出しを修正する方法もあります。

これまでのように塗料を溶かして拭き取るのではなく、ゴムで削り取るやり方です。

今回初めて挑戦しましたが、作業性はイマイチでした。

綺麗に拭き取るには思ったよりゴシゴシしないといけません。

アルコールの刺激が苦手な方はこちらの方法がいいかもしれませんが、通常は消しペンやエタノールを使ったほうが早く綺麗に仕上がります。

よくあるトラブル

ガンダムマーカーの流し込みスミ入れペンを使う初心者さんは、素組みや簡単フィニッシュで仕上げる人も多いと思います。

この製作方法の場合、パーツどうしはパチ組みしただけで接着してないですよね?

そこでよく起きるのが、合わせ目にインクが流れ込むトラブル。

合わせ目をまたぐモールドにスミ入れした時に、かなりの確率で塗料が内部に流れ込みます。

そんな場合は素直に分解して流れ込んだインクを拭き取るしかありません。

しかしガンプラはスナップフィットで接着剤を使わなくてもカッチリ組める反面、分解が困難です。

そんな時はパーツオープナーを使うと簡単に分解できます。

ちなみに私はいつも仮組・分解を前提としているので、ダボ穴を処理して容易に分解できるようにしています。

また素組みや簡単フィニッシュでガシガシ仕上げる場合、スミ入れしながら組み立てる常連さんもいらっしゃるようです。

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まとめ

スミ入れするだけで陰影が強調され立体感が増しますね。

臭いも無く取り扱いが簡単なので、初心者さんにおすすめの方法が流し込みタイプのペンを使ったやり方です。

ガンダムマーカーの流し込みスミ入れペンセットだと、着色用のペンが種類豊富で様々なガンプラに対応できます。

拭き取り用のペンも付属するので、これだけで一通り作業が完結します。

書き込みタイプのスミ入れペンや油性マジックも併用すると、作業の幅も広がりそうですね。

Taro
Taro
さらにつや消しコーティングも加えると、おもちゃっぽさが消えてグッと完成度が高まります。
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Taro

25年ぶりに模型製作を再開した地方済みの出戻りモデラー。今の主食はガンプラですが、ミリタリーやジオラマにも興味津々。

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