成型色を活かして作るつもりのHGUC ジム改。
(部分塗装とつや消しコーティングはする)
これまで
- 接着剤による合わせ目消し
- スジ彫りの彫り直し
- シール貼り
- スミ入れ・部分塗装
- つや消しトップコート(缶スプレー)
と作業を進めてきました。
綺麗目に仕上げる場合はつや消しコートで終了してもいいのですが、25年前は戦車などのAFVモデルも作ってた私としてはどうしても汚さずにはいられません(^_^;)
特にガンプラのジムやザクなんて量産機は、前線でこき使われて消耗してる雰囲気が似合うと思ってます!
そんな訳で全体的に汚し塗装(ウェザリング)をしてみました。
関連
- HG ジム改 RGM-79C 製作記1:合わせ目消し・モールド彫り直し
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- HG ジム改 RGM-79C 完成!
全体的な装甲の汚れ(リアルタッチマーカー)
まず全体的な使用感を出すために、リアルタッチマーカーでウォッシングしてみました。
本来はシャバシャバに薄めたエナメル塗料などを塗って、乾く前に拭き取るそうです。
残った塗料で全体的にうっすら汚れた感じになるウェザリングの技法です。
今回は手持ちのリアルタッチマーカー セットにあるグレーを使いました。
雨だれなどの汚れは縦に流れ落ちるので、拭き取りも縦方向を意識して行いました。
素組みで表面がツルツル状態のガンプラだといくら乾かしても簡単に拭き取れますが、塗料の定着を良くするためにつや消しコーティングした場合は拭き取るタイミングに注意が必要です。
乾燥時間を長くとりすぎるとマーカーの塗料が全然拭き取れなくて、ムラになったりしました。
画像ではそんなに汚れているように見えませんが、肉眼だとかなり真っ黒にススけた状態になってしまいました。
ウォッシングというウェザリング技法自体が初めての挑戦なので加減が分かりませんが、とりあえず汚すのが楽しくて塗りまくりました♪
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ガンプラを簡単ウェザリング!リアルタッチマーカーで装甲の汚れを表現
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塗装の剥げ・錆び(リアルタッチマーカー)
続いて塗装の剥げ、いわゆる「ハゲチョロ」の表現にも挑戦してみました。
ウェザリング界隈ではチッピングと言うようです。
本格的なAFVモデラーさんは筆で描いたり実際に塗装を剥がしたりするようですが、初心者の私は手持ちのリアルタッチマーカーでやりました。
使った色はリアルタッチマーカーのグレー、レッド、オレンジです。
装甲が剥げた表現をしたい所にはグレーで細かい点を打つようにしました。
線を引くのではなく連続して点を打つ要領です。
場所は主に出隅(エッジ)部分ですね。
色が濃いと思ったら、塗った上から綿棒を転がして余分な塗料を吸わせたり馴染ませたりしました。
塗装が剥げて時間が経過したような場所には、レッドとオレンジを使って錆びの表現もしました。
こちらも細かい点を打っていきます。
レッド8:オレンジ2ぐらいの割合で使いました。
色が鮮やかすぎるな~と思った場合には、さらに上からグレーで点を打ちました。
塗料が多いと思った場合は、綿棒コロコロで吸い取ったり馴染ませたりも併用します。
手持ちのリアルタッチマーカーセットには含まれてませんでしたが、ブラウンもあったら良かったかもしれませんね。
関節部分はレッド5:オレンジ5ぐらいの割合で点を打って、錆びとオイル滲みが混じった感じにしてみました。
錆びが垂れてる所も同じくレッド5:オレンジ5ぐらいで錆び垂れの形に点を打ち、リアルタッチマーカーセット付属のぼかしペンで伸ばしたり拭き取ったりしました。
錆びの表現も今回が初めてですが、SNSやネットで見た上手い人の作品を思い出しながら楽しむ事ができました♪
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ガンプラを簡単ウェザリング!リアルタッチマーカーで塗装の剥げ・錆びを表現
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バーニアの焼け(ウェザリングマスター)
私、車やバイクのエキマニ・エキパイの焼け色を見るとムラムラします(^_^;)
なのでバーニアにも虹色の焼け色を付けてみたいとず~っと思ってました。
スゴ腕のカー・バイクモデラーさん達はクリア塗料をエアブラシで吹いて焼け色を表現するようですが、そんな事できる自信はありません!
そこでウェザリングマスターを使って焼け色の表現をしました。
パウダー状のウェザリングマスターなら、失敗しても簡単に拭き取れて無かったことにできますから…。
使ったのはタミヤ ウェザリングマスターのBセットからスス、Dセットから青焼けと赤焼けの3色です。
バーニアの外側、根本の方は赤焼け、先端のほうは青焼けを付属のスポンジを使って擦り付けました。
バーニアの内側はススを擦り付けてあります。
下地のシルバー塗装はタミヤ油性ペイントマーカーです。
ウェザリングマスター塗りっぱなしだと手で触る度に色が落ちるので、水性のつや消しトップコートで保護しました。
下地の油性ペイントを侵すのが怖かった事と、手持ちの水性スプレーはつや消ししかなったのでこれにしましたが、良く考えるとつや有りのほうが良かったかもしれませんね…。
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【ガンプラ初心者】かんたん10分!ウェザリングマスターで焼け色を表現
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塗装の剥げ(ドライブラシ)
実際の武器類はあちこちぶつけたり、モビルスーツの手で擦れたりで金属の表面が露出してると思います。
そこで昔やったドライブラシにも25年ぶりに挑戦!
まずは手持ちのタミヤ ペイントマーカーを使ってみました。
X-11クロームシルバーを塗料皿に出して、筆でドライブラシ。
ちょっとやりすぎかな?と思いましたが、楽しいから良しとします。
砲口・銃口にはウェザリングマスターのススを刷り込んであります。
上はドライブラシをする前のバズーカとマシンガン。
- 合わせ目消し
- スミ入れ
- つや消しトップコート
- センサー部分塗装
しただけの状態の画像です。
武器類だけだとアンバランスだと思い、機体にもドライブラシで金属露出表現をしました。
リアルタッチマーカーで塗装剥げ(チッピング)を描いた赤みが目立つ気がしてましたが、これで多少は落ち着いたと思います。
シルバーだと目立ちすぎると感じたので、武器類以外はエナメルのメタリックグレイを使いました。
筆は通販で買った10本セットの安物を、1/3ぐらいカットして使いました。
シールドやハンドパーツも忘れずにウェザリングしてます。
特に手・指は一番消耗するんじゃないかと思い、盛大に汚しました。
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【ガンプラ ウェザリング】 ドライブラシで金属の露出を表現
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まとめ
比較的初心者向けな内容で、楽しくウェザリングをする事ができました。
- リアルタッチマーカー
- ウェザリングマスター
- ドライブラシ
を使うのは、初めてガンプラを汚してみたい方でも取り組みやすい方法だと思います。
私の場合は汚すのが楽しすぎて加減を考えずに全体的にウェザリングしましたが、慣れて目が肥えるともっとリアルに仕上げられるはず。
今回のメニューをどれか一つだけやっても完成度がUPするので、取り組みやすい物からチャレンジしてみるといいと思いますよ~。
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