エアブラシ塗装したSDCS ザクⅡ、今回は墨入れをします。
過去にジャーマングレイで塗ったバックパックに墨入れしたら微妙に滲んでしまったので、今回は塗料にクリヤーを混ぜて半艶のような塗装面にしてあります。
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早速失敗 滲んだ…
まずは目立たない所に墨入れしてみようと思い、ザクⅡの足裏から攻めてみます。
黒塗装に何色で墨入れしたらいいか知りたかった事もあり、タミヤのスミ入れ塗料(グレイ)を試してみる事にしました。
さらにエナメルのX-32チタンシルバーも試してみたかったので、バーニアに筆塗りしてみます。
けっこうザラついた半艶の塗装面にグレーで墨入れした結果が画像右です。
塗料の拭き取り跡が滲んでいるように見えますね…。
墨入れ用のエナメル塗料が黒い下地面のザラザラの中に残ってしまい、足裏が全体的に白っぽくなってます。
綿棒で念入りに拭き取りをしてみますが、良くなる気配はありません(T_T)
苦肉の策? クリアー塗装をしてみる
墨入れの拭き取り時に滲んだようになってしまい、塗料がちゃんと拭き取れない。
これは元の塗装面がザラザラなのが原因だと考えて上からクリアーを吹いてみる事にします。
実際やってる本人はちゃんとした対応策かどうか分かってませんが…。
とりあえず塗装面のザラつきをクリアーの塗膜でならしてみようと思います。
という事で全パーツにアクリルのクリアーをコーティングします。
クリアー塗装前の状態がこちら。
いい感じの艶で初心者の私的には上出来だったんだけどな~。
明るいグリーン(XF-71コクピット色)を塗ったパーツは、比較的キメが細かく仕上がってます。
対して濃いグリーン(XF-26ディープグリーン)のパーツは、元のサーフェイサーが荒かったのかエアブラシ塗装がマズかったのかザラついてイマイチです。
クリアー塗装後の画像です。
明るいグリーンのパーツは元の下地がいいからか、そこそこいい感じの艶あり塗装面になってくれました。
濃いグリーンのパーツは元の下地が荒いので、上からクリアーを1層重ねたぐらいではどうにもなりませんね。
ザラザラの上に単にクリアーが乗っているだけの塗装面になってしまいました。
でもこれ以上クリアーを重ねるとモールドが埋まってしまうかもしれないと思ったので、さらに上塗りはしませんでした。
クリアー塗装の上から墨入れ
明るいグリーンを塗ったザクⅡの下腿パーツです。
元のグリーンの層が比較的キメが細かかったので、墨入れ後の拭き取りはちゃんとできました。
しかし塗膜が厚くなってしまったせいか、逆に浅いモールドのスミまで拭き取れてしまいます。
特にふくらはぎの下はモールドがダルくなってしまい、画像左のように全然スミが残ってくれません。
どうにもならないので、画像右のように苦し紛れで黒の極細油性マジックでラインを描いてしまいました…。
製作時点でケガキ針やBMCタガネなんかでスジ彫りをしっかり彫り込んでおけば良かったと後悔。
墨入れ塗料の拭き取りはドラッグストアで売っている綿棒を使っているのですが、通常のタイプだと使っているうちに先がほつれてしまいます。
赤ちゃん用の細いタイプの綿棒だと、綿のほつれもほとんどなくきちんと拭き取れました。
場所によって使い分けるといいですね。
先程のパーツたちに墨入れしたらこんな感じになりました。
明るいグリーンのパーツは元々がキメ細かい塗膜になっていたので、滲みもなく拭き取りもうまくできました。
濃いグリーンのパーツは下地がザラザラでしたが、クリアー塗装のおかげかこちらもうまく墨入れ・拭き取りできました。
胸部の黒いコクピットパーツはグレイで墨入れしたのですが、黒と明るいグレーという色の組み合わせが悪いのか、はたまた下地のザラつきが悪いのか、部分的に白っぽくボヤけてしまいました。(下の方なので死角になって画像では分かりにくいですね)
まとめ
元の塗装面がザラついて梨地のようになっていたので、スミが滲んでしまったり拭き取りも綺麗にできなかったりしました。
慌ててクリアーを上塗りして表面を平滑にしようとしましたが、なかなかうまくいきませんでしたね…。
クリアー1層ぐらいではちゃんとツルッとした塗装面にならない部分があったり、モールドがダルくなってしまい逆にスミが残ってくれない部分があったりしました。
スミを入れる部分は製作時点でスジ彫りを彫り直したりしてモールドをシャープにして、塗装時は下地のサーフェイサーから滑らかな塗装面を作らないと、後々どうしようもなくなってしまいました。
ま、これもいい勉強です。
この後は艶消しトップコートを吹いたり、部分塗装したりしてとりあえず完成までもっていきます。
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