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HG ジム改 RGM-79C 製作記1:合わせ目消し・モールド彫り直し

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前回ジム・コマンド(宇宙仕様)を製作してみて、パチ組み・スミ入れ・トップコート・ウェザリングだけでも思ってたより良い仕上がりだったので、いい意味で期待を裏切られました。

最近のガンプラは色分けされていて素組み・パチ組みだけでも十分楽しめる、パチ組み派・部分塗装派の方達もいらっしゃるという事に納得です。

ただ合わせ目消しをやらなかったので、腕や脚の合わせ目が目立ってしまった点は少し残念でした。

なら合わせ目消しや部分塗装で成型色を活かして作ると、どんな仕上がりになるのか?

個人的に興味津々なので、またジムを使って遊んでみようと思います。

製作の条件

今回の製作条件は以下の通りです。

  • 二度切りでパーツを切り離して、ゲート処理をする。
  • 接着剤を使って合わせ目消しをする。
  • 全体的にモールドの彫り直しをする。
  • ちょこっと部分塗装をする。
  • スミ入れとつや消しトップコートをする。
  • 簡単なウェザリングにも挑戦する。

前回のジム・コマンドでは合わせ目が気になったので、接着剤を使って合わせ目を消していきます。

スミ入れした際に線がダルいと感じた部分もあったので、組み立てしながら既存のモールドをケガキ針などで彫り直します。

新しいスジ彫りの追加は行いません。

また色分け済みのガンプラだと言っても限界があるので、気になったところは部分塗装もやってみようと思います。

さらに前回はほぼウェザリングマスターの”スス”のみで汚し塗装をしてみたのですが、もう少し手の込んだウェザリングにも挑戦します。

前回作ったジム
HG ジム・コマンド(宇宙仕様) RGM-79GS 完成!

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キットの中身を確認

製作前にキットの中身を確認しておきますね。

開封前にパッケージ横をちょっとだけ紹介。

手のパーツがふんだんに付属しているようです。

武器類は個人的にこれぐらいで必要十分かな。

ランナーが合計7枚に、説明書とシールが入っています。

関節のDランナーはABS樹脂、その他は通常のスチロール樹脂で成型されています。

説明書でアニメのストーリーを楽しんだり…。

私はアニメを見たことがないので情報源はこれだけです(^_^.)

完成見本もチェック。

全塗装する時はカラーガイドが役立ちます。

ジム改 組み立て

それでは組み立ていってみましょう!

プラモデル用の接着剤を使った合わせ目消し(俗にいうムニュ着け)では、乾燥後に接着部分の体積が減って”ヒケ”が発生します。

私はこれまで一晩程度しか寝かせなかったので結構な確率でヒケて、後からパテ埋めをしないといけない状況が多々ありました。

なので今回はメーカー推奨の乾燥期間2~3日をきっちりとります。

ブログ記事ではサラッと書きますが、毎日ちょこちょこ作業して1週間以上かかっています。(私の手が遅いというのもありますが…)

胸部・バックパックの組み立て

胸部は前後パーツの合わせ目消しからいきます。

肩や襟の部分は接着剤でしかり”ムニュ着け”して合わせ目を消したいので、通常のスチロール系接着剤(タミヤセメント)を使う事にします。

対してわきの下はキットの状態で段落ちモールドが施されているので、後から速乾・流し込みタイプの接着剤でくっつけます。

既存のモールドはそのままに、しっかり接着してスミ入れした時に塗料が内部に流れ込まないようにする目論見です。

前後それぞれのパーツの肩・襟の部分に、2回ずつタミヤセメントを塗ります。

1回塗りだと接着剤によるプラスチックの溶け出しが足りない事が多いので、ここはキッチリ2回塗りしたほうがいいです。

で、両方のパーツを合わせて接着剤で溶けたスチロール樹脂が”ムニュ”っと出るように押さえます。

グッと力を入れたまま、1分ぐらいは押さえ続けました。

その後さらに速乾・流し込み接着剤をわきの下の合わせ目に流し込みます。

この後2~3日は乾燥させます。

一晩ぐらいでも表面は乾燥するのでヤスリがけできるのですが、内部が乾燥してないので後からヒケが発生して合わせ目消しに失敗する確率が高くなります。(経験者)

2~3日乾燥させたら、サンドペーパーでヤスリがけします。

この時はパーツ成型時のプラスチックのヒケ取りも兼ねて、全体的にペーパーがけする事になりました。

使ったのは400・600・800番の紙ヤスリ・スポンジやすりです。

全体的にモールドも彫り直しました。

甘い入隅(逆エッジ)なんかは、スミ入れして拭き取る時にうまく拭き取れず難儀したりするので、シュッとしたラインにするためにも彫り直す事にしました。

メインでケガキ針、場所によってはBMCタガネ0.15mmを使いました。

背中のバックパックは、ゲート処理ついでに全体にヤスリがけをして面を整えてみました。

頭部の組み立て

頭部は中のパーツを先に塗っておきます。

使ったのはガンプラだけでなくミリタリーモデラーさんからも「発色がすばらしい!」と絶賛のタミヤ ペイントマーカーのシルバーです。

マーカー系は小物をササッと塗りたい時にとても便利ですね!

仮組みしてみるとこんな感じです。

グレーの成型色よりもこっちのほうがイイでしょ?

バイザーはクリアパーツになっているので、今後のつや消しコーティングに備えて今のうちにマスキングしておく事にしました。

マスキングテープを貼りつけたクリアパーツを一旦仮組みして、デザインナイフで切り込みを入れます。

次に頭部をバラして余分なマスキングテープをピンセットで取り除きました。

この後頭部の前後パーツを通常のタミヤセメントでムニュ着けして接着しました。

2~3日乾燥させたら合わせ目をペーパーがけ。

その後、頬・耳にかけての別パーツを速乾・流し込み接着剤で接着してまた1~2日乾燥させました。

それから既存のモールドや入隅(逆エッジ)を全体的に彫り直してあります。

作業量自体は大した事ないのですが、2回に分けて接着したので乾燥期間が長くかかりました。

腕の組み立て

下腕は仮組みの時点でパーツの”合い”が悪かったので、先にペーパーがけしてみました。

そこから通常タイプの接着剤でムニュッと。

手で押さえておくのが面倒なので、100均やホームセンターで売っているクランプで押さえました。

乾燥期間をキッチリとった後はペーパーがけです。

接着する前に一度ペーパーがけしているので、二度目のペーパーがけはだいぶ楽できました。

肩アーマーもムニュッとしてクランプで押さえます。

画像左が接着しただけ、右がペーパーがけ&モールド彫り直しをした物です。

腕を組み上げるとこんな感じです。

ちなみに手のパーツは全部でこれだけ付属します。

脚部の組み立て

太腿は合わせ目がちょうど段落ちモールドになっています。

なので組んでから速乾・流し込み接着剤を使いました。

ただパーツの合いが少し悪く合わせ目が開くので、クランプでしばらく挟んでおきました。

下腿の合わせ目はふくらはぎの部分が段落ちモールドになっているので、接着剤を使い分けました。

アキレス腱の部分に通常のタミヤセメントを2回塗りしてパーツを貼り合わせた後、ふくらはぎの部分に速乾・流し込みタイプを使いました。

分割式になっているスネのパーツは速乾・流し込みタイプを使用。

と、ここで思わぬトラブル発生!

パーツの合いが良いため、流し込んで押さえただけで予想外にムニュっとなってしまいました。

ここは合わせ目を消さずにおきたかったので、後でケガキ針でモールドを彫り直す事にします…。

数日後にペーパーがけした脚部です。

アキレス腱の合わせ目はうっすら見えますが、恐らく後でつや消しトップコートをすれば目立たなくなるでしょう。

予想外にムニュっとなってしまったスネパーツの合わせ目です。

ケガキ針でモールドを彫り直してますが、よく見るとガタガタです(T_T)

足首も忘れずに合わせ目消しをしてあります。

腰部の組み立て

腰部は見えるところに合わせ目がありません。

工作としてはフロントアーマーが股間パーツの中でつながっているので、そこをエッチングノコで切り離して左右別々に動くようにしました。

それと個人的にヘソの”Vマーク”は無いほうが好みなので、削り取ってあります。

武器・シールドの組み立て

マシンガンとバズーカは左右モナカ合わせになっているので、中心部分にがっつり合わせ目がきます。

ここもしっかり合わせ目消しをしておきたいところですね。

バズーカはパーツが長いので、接着する時に全体を手で押さえておく事は難しいです。

なのでクランプやクリップを総動員して「これでもか!」っていうぐらい挟んでみました。

よく飛行機のプラモデルを作る方が左右の胴体部分を貼り合わせる時に、マスキングテープや輪ゴムを駆使して全体をグルグル巻きにしたりしてますよね?

アレを参考にしました。

数日乾燥させて合わせ目をペーパーがけしたりモールドを彫り直したり。

パーツ数は少ないですがディティールが入り組んでいるので、意外と骨が折れます。

ガンプラ本体を作って武器類で力尽きる方がいらっしゃいますが、その気持ち分かります(^_^.)

私も次回は武器類から手をつけようかな?

シールドは特に合わせ目は無いので、ゲート処理をして全体的に800番のペーパーを当てただけです。

まとめ

一通りジム改の組み立てが終わりました~。

接着剤の乾燥期間があったり、ペーパーがけやモールド彫り直しをしたりと、パチ組みに比べ何倍も時間がかかりますね。

それでも作ってる事自体が楽しいので、全然苦じゃありませんね。

Taro
Taro
次は部分塗装やスミ入れをしていきたいと思います。

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  • この記事を書いた人

Taro

25年ぶりに模型製作を再開した地方済みの出戻りモデラー。今の主食はガンプラですが、ミリタリーやジオラマにも興味津々。

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